FacilityOne
ビル内の設備一つひとつにデジタル台帳と専用の保守スケジュールを。運用コストも日々明確に見える化します。

プロジェクト概要
対応範囲
クライアントは複数のオフィスビルやサービスアパートメントの管理・運営を手がけており、各物件にはエレベーター、発電機、空調設備など数千点もの資産があります。保守スケジュールは帳簿で管理され、入居者からの修繕依頼はあらゆる経路から寄せられ、技術関連のコストは四半期末にまとめて集計されるのが常でした。
FacilityOneは当初、クライアント自身が管理するビル群の運営を標準化するために構築されました。効果がはっきりと表れたことから、他の管理会社にも提供できるSaaSプラットフォームとして再設計され、GREEN TECHは引き続きシステムの運用・保守を担当しています。
課題
多くの資産と不十分な記録
多くの設備で設置日、保証期間、修理履歴といった情報がそろっておらず、保守計画を立てるのが困難でした。
行方不明になる修繕依頼
電話、メッセージ、受付の記録簿で寄せられる連絡が一元管理されておらず、実際の対応時間を測定できませんでした。
社内ツールからSaaSへ
マルチテナント型への移行には、ゼロから作り直すことなく、データの分離、サービスプラン、ビルごとの個別設定を実現する必要がありました。
GREEN TECHのソリューション
私たちは資産ごとにデジタル台帳を作成してQRコードを付け、技術スタッフがその場で読み取って更新できるようにしました。業務ロジックはLaravelとMySQL、管理画面と入居者向けの依頼ポータルはVue.jsが担い、通知キューと保守リマインドはRedisで処理しています。SaaS化にあたってはテナント分離のレイヤーをアーキテクチャに追加し、Dockerでコンテナ化してどの環境でも一貫してデプロイできるようにしました。納品後も、GREEN TECHがシステムを監視し、定期的なセキュリティアップデートを行い、四半期ごとに合意したロードマップに沿ってアップグレードをリリースしています。
主な機能
定期保守スケジュール
設備ごとの周期に合わせて保守作業を自動作成し、担当の技術チームに割り当てて、期限前にリマインドします。
修繕依頼の受付
入居者やテナントが写真付きで依頼を送信し、対応状況を確認して、作業完了時に確認できます。
QRコードによる資産棚卸し
コードを読み取って台帳や修理履歴を確認し、棚卸しのたびに設備の状態を更新できます。
運用コストレポート
資材費、人件費、外注費をビル、項目、報告期間ごとに集計します。
導入の成果
-30%
設備の突発的な故障
-42%
依頼の対応時間
99.9%
システム稼働率
事後対応の修理から予防保全へと移行したことで、各ビルでは突発的な故障と想定外のコストが大きく減少しました。SaaSとして商用化した後も、安定したパフォーマンスを保ちながら他の管理会社へと展開が広がっています。運用・保守契約のもとでGREEN TECHが日々システムを監視しているため、クライアントはプロダクトの成長とユーザー対応に専念できています。
使用技術
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