BuildPro
現場、資材部門、経営陣を同じデータでつなぐ。その第一歩は、仕事の進め方の標準化から。

- クライアント
- 住宅・産業施設の建設を手がける施工会社
- 業界
- 建築・建設
- サービス
- 業務システム開発, DXコンサルティング
- 開発期間
- 28週間
- 年
- 2025
プロジェクト概要
対応範囲
クライアントは工場やオフィスビルなど複数の工事を同時に進めており、現場所長は現場で、経理と資材部門はオフィスで働いていました。現場日報は手書きで、資材の要請はメッセージで送られ、費用の伝票は紙の書類で何段階もの押印を経ていたため、経営陣が実際の状況を把握できるのは定例会議のときに限られていました。
最初の1行のコードを書く前に、GREEN TECHはクライアントとともに6週間のコンサルティングを行い、資材と費用の申請・承認プロセスを標準化しました。その土台の上にBuildProを開発し、工程、日報、資材、承認をひとつのシステムに集約することで、経営陣が毎日更新されるデータに基づいて意思決定できるようにしました。
課題
現場ごとに異なるやり方
現場所長はそれぞれの習慣で記録をつけており、そのままデジタル化しても、紙の上の混乱をソフトウェアに移すだけでした。
厳しい現場環境
エンジニアは電波が弱く手もふさがりがちな現場でスマートフォンを操作するため、すべての入力フォームを簡潔にし、オフラインでも入力できるようにする必要がありました。
多段階の承認
承認の権限上限は金額や費用の種類によって異なり、柔軟でありながら厳格な管理を維持できる承認フローが求められました。
GREEN TECHのソリューション
コンサルティングのフェーズでは、現場所長、経理、経営陣の参加のもとで、統一された業務プロセスと帳票一式をつくり上げました。それをもとに、.NETとPostgreSQLによるバックエンドと、オフィスのパソコンでも現場のスマートフォンでも使いやすいNext.jsのフロントエンドを開発し、オフラインでの下書き保存と、通信回復時の自動同期に対応させました。承認フローはソースコードに固定するのではなく、権限上限に応じて設定できるようにしています。GitLabとDockerによる自動リリースの仕組みで、施工時間外にユーザーの作業を妨げることなくソフトウェアを更新できます。
主な機能
工種別の工程管理
工種ごとに出来高を計画と比較し、遅延のおそれがある作業を早期に警告します。
電子現場日報
天候、作業人員、重機、写真、その日の出来事を、位置情報とタイムスタンプ付きで記録します。
資材管理
工事ごとに資材の要請、入庫、出庫、在庫を管理し、予算と照合して異常なロスを検知します。
オンライン費用承認
支出申請は権限上限に応じて適切な承認者へ回付され、証憑の添付、履歴の保存、即時通知に対応します。
導入の成果
-50%
費用承認にかかる時間
-8%
予算に対する資材ロス
12
システムで管理している工事
施工中のすべての工事に導入した後、経営陣は定例会議を待たずに、工程と資金の流れを毎日把握できるようになりました。費用の伝票は適切な承認者を経由して、所要時間が半分に短縮され、資材データによってロスをその月のうちに発見できるようになっています。コンサルティングのフェーズでまとめた業務プロセスは、新任の現場所長向けの研修資料としても引き続き活用されています。
使用技術
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